古式鍛造に拘りつづけた職人の作り込まれた鏝の高い評価

道具というものは、しっかり使いこみ、しっかり手入れをすると応えてくれます。
仕事道具というのは自らの生活を支えてくれる大切なもの。
可愛くなってくるものですよねぇ。
私が思うに、仕事ができる人というのは、職場が綺麗で機能的に美しく、道具も大切に扱っている気がします。

私たち左官屋さんの一番代表的な仕事道具といえば、でしょうか。
いつもすごくお世話になっているマーテックス株式会社( https://martex.co.jp/ )さん。
こちらには気になるが沢山おいてあります。

HISIKA」というブランドのものです。
梶原鏝製作所の名工「梶原 薫」氏による評価の高いものです。
薫さんの父「重次」さんはプレス加工が主流になった時代でも古式鍛造で製造を続けた人です。
一瞬は「効率」という言葉から工程は省いたり変えたりした方が良いのかもしれません。
しかし「最後まで残った」場合のみ違ってきます。
現在ではその古式の製造方法を知り尽くしている人は少ないので、とっても貴重な存在。

薫さんは「HISIKA」ブランドを作りましたが、父重次さんの刻印が刻まれているそうです。

カッコいいですね。
こんな風に拘って造られた物は魂がこもっている気がします〜。
私たち竹内左官技工も、物を作っていく、古い物を再生していくお仕事。
頑張りたいと思います〜。

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